第1条　鹿児島市船舶局船員の服務については、船員法(昭和22年法律第100号)その他関係法令に定めがあるもののほか、この規程に定めるところによる。

第2条　船内業務を甲板部及び機関部にそれぞれ分掌し、船長にこれを掌理させる。

第3条　各部の分掌業務は、次のとおりとする。

第4条　船長は、船舶の保存に留意し、常に安全な航行を維持するよう船舶の整備をしなければならない。

第5条　船長は、上司の命を受け、船内業務を統轄し、乗組員を指揮監督する。

第6条　船長は、次に掲げるものを船内に備え付けなければならない。

第7条　船長は、出航時刻に遅滞なく出航し、かつ、必要な場合を除き、予定航路を変更してはならない。

第8条　船長は、次に掲げる場合は、自ら船橋にあって指揮しなければならない。

第9条　船長は、次に掲げる場合について、乗組員の非常配置を定めておかなければならない。

第10条　船長は、次に掲げる場合について、乗組員の保安部署を定めておかなければならない。

第11条　船長は、天災その他航行することができない事由が生じたときは、船舶の運航に関し、上司と協議し、その処置を決定するものとする。

第12条　船長が交代するときは、機器、備品及び重要書類等について異常の有無を航海日誌に記載し、交代者に引き継がなければならない。

第13条　甲板長は、船長を補佐し、その命を受け、甲板部に属する業務を掌理し、甲板部員を指揮監督する。

第14条　甲板長は、船体その他甲板部の属具について、損傷、異状等がある場合は、直ちに船長に報告しなければならない。

第14条の2　船長は、甲板長の職務を兼務することができる。ただし、兼務しがたい非常配置表等の業務については船長が指名した者に行わせることができる。

第15条　機関長は、船長を補佐し、その命を受け、機関部に属する業務を掌理し、機関部員を指揮監督する。

第16条　機関長は、機関及び主管機材の整備、保存運転に関し、その責めに任ずる。

第17条　機関長は、機関に異状を発見したときは、速やかに船長に報告しなければならない。

第18条　機関長は、次に掲げる場合は、自ら機関室にあって機関の運転を指揮しなければならない。

第19条　操機長及び機関員は、機関長を補佐し、その命を受け、機関部に属する業務を掌理する。

第20条　各部の乗組員は、上司の命を受け、担当業務に従事しなければならない。

第21条　この規程に定めのない事項については、鹿児島市船舶局船員就業規程(平成16年船舶部規程第19号)の規定を適用する。